楠木建(著)経営センスの論理を読みました。
担当者に求められるのは「スキル」、経営者に必要なのは「センス」である。「センス」とは、抽象と具体の往復運動。しかもセンスの良い人は、その振り幅が大きく、スピードが速い。経営はすべて特殊解。抽象化して本質を掴まなければ意味が無い。と著者は仰っています。
私は単に「創って、作って、売る」この三つの基本の繰り返しが商売だと思っているのですが、競争戦略の中で大切なのは「違いをつくること」と「つなげること」なのだそうです。違いはつくが、多くの場合つながらないのはセンスとスキルを混同しているから。代表取締役担当者になってはイカンのですね。ちょっと立ち止まって考えるヒントがたくさんありました。