杣人のBlog

The days of Lake Biwa, Otsu, Daichudo びわ湖・大津 大忠堂


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宮沢賢治の最後の手紙

日曜日、娘の所属するコーラス部の定期演奏会に行ってきました。

真面目なクラブでヒット曲やクリスマスソングなどは全くありません。。。基本はミサ曲、讃美歌など宗教色の強い歌を唄うクラブなのですが、今年の演奏会では宮沢賢治の作品に曲を付けた歌を唄ってくれました。

ひとつは有名な「永訣の朝」、そしてもう一つは賢治さんが死の十日前、かつての教え子に宛てた手紙でした。

この手紙を読んだのは初めてでしたが、単なる手紙とは思えない、それはそれは素晴らしい文章でした。

「風の中を自由に歩けるとか、

はっきりした声で何時間も話ができるとか、

自分の兄弟のために何円かを手伝えるとかいふやうなことは

できないものから見れば神の業にも等しいものです

・・・・・・・中略・・・・・・・・

上のそらでなしに、しっかり落ちついて、一時の感激や興奮を避け、楽しめるものは楽しみ、苦しまなければならないものは苦しんで生きていきませう」

kenji

死の床にあっても教え子に前向きな道しるべを据え、明るく未来を照らす文章でしたが、最後は

「生意気な事を書きました。病苦に免じて赦してください」

と締めくくってありました。

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